2016年 08月 31日
東。 |
大阪、東京へのダブル出張終了。
一路飯田へ。
さっき駅で見かけた出来事。
視覚障がいを持った方が、
白い杖をついて柱の脇に立っていた。
そこへ遠くから人混みの中を別の視覚障がい者がやって来た。
まだ遠くにいるけど、
杖で地面を叩く音は聞こえる。
その音を聞いて、
柱の脇で待つ方の顔に満面の笑顔が広がった。
そっか、待ち合わせしているんだ。
杖の音が近づくのに合わせて、
待っている方は自分の杖で地面を数回叩いた。
その音を聞いて歩いて来る方は、
歩く方向を微妙に調整する。
3、4回の方向修正を繰り返し、
無事に柱へ到着。
二人とも満面の笑み。
何だか単純に凄いと思った。
こんな待ち合わせ方法があるんだな。
彼ら二人にとっての日常が、
とても新鮮だった。
それぞれの笑顔は見えてないんだろうけど、
相手が笑ってるの知ってるんだろうなぁ、
なんて思ったり。
日本財団と仕事をするようになり、
障がいを持った方々と
仕事をする機会が増えた。
視覚、聴覚、身体の方が多いかな。
障がいを持っているといっても、
当たり前だけど皆、僕らとさほど変わらない。
冗談言って笑って、
一緒に社会課題を考えて、
一緒にご飯を食べたりして。
知らないからわからない。
分からないから近づきにくい。
みんな知り合えば良いだけだな。
友人夫婦に二人とも耳が聞こえないカップルがいる。
若くておしゃれで
一見聴覚障がいだってわからない。
旦那は山が好きだから、
かなり真剣にクライミングをやってる。
今度感環と一緒に、
山を登ってもらうのもいいな。
そうなんだ。
やっぱり知り合うのが一番だな。
さてさて、
今回の東京で一時間だけフリーの時間をつくって、
大好きだった写真家の展示会へ行きました。
星野道夫さん。
もう20年も前に43才の若さで亡くなった。
彼が愛用していた道具や、
直筆の手紙もあった。
いやぁ、
独りで物思いにふける良い時間だった。
ふむ。
こんな時間もたまには必要。
by kimi0921cfd
| 2016-08-31 20:27
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