先日札幌からの飛行機内での出来事。
その時村長はめずらしく
ポイントを使いちょっと良いシートに座っていた。
村長は40後半。
3週間の出張からの帰りだから、
一時間半の間、少しだけ贅沢しても
バチは当たらないはず!と思いながら座っていた。
小さな国内線。
同じシートは八席。
周りを見るとほとんどがおじさん(村長含む)。
その中に『JAPAN』と入ったジャケットを来た若者2人と女性が2人。
良くは知らないけど、
若者は見たことのあるスケート選手(男の子)
頑張っているんだね、
すごいすごい。
と思っていましたが、
この息子さん.....
残念なことに、一緒にいる二人の大人に
ちゃんと返事も出来ない。
出された機内食もほとんど食べない
(らしい)。
そして何よりも違和感があったのが、
二人の大人がやたらとこの男の子を
ちやほやする。
『◯◯くん、飛行機降りたら何食べる?』
『◯◯は冷たいご飯嫌いだもんねー』
おいおい。
大丈夫か?
返事すらしない男の子も気になるけど、
甘やかしまくる大人がもっと気になる。
その甘やかしがその子をダメにしてないか?
どんなに良い選手か知らないけれど、
ラウンジでゲームをし、
出されたご飯を残し、
返事も出来ず。。。
人として成熟出来ないまま、
もし、
もし怪我で選手生命が絶たれたら
そこに残るのは、
どうにもならない一人の人。
昔から日本のスポーツ世界では、
選手は運動が出来たら勉強は出来なくても良い、という流れが強くあった。
アメリカでは学生時代に成績が落ちたら、
どんな優秀な選手でも
スポーツを辞めなさいと学校から通達される。
今日本でも少しずつだけど、
その流れが強くなっている。
この流れが強くなると、
敢えて語弊のある言い方をするけれど、
『スポーツバカ』から
『スポーツ』を取っても
『バカ』だけが残ることはない。
そして、
世界の人が知るほどの有名なスポーツ選手は往々にして礼儀正しい。
今まで一緒に仕事をさせていただいた、
イチローさんも、
松井さんも、
松坂さんも、
ジーターも、
Aロッドも、
その他の選手たちも
皆さんとても礼儀正しかった。
本当は飛行機で見た若者も、
素晴らしい子なのかもしれない。
とても優しい子なのかも知れない。
そうであって欲しい。
周りの大人に振り回されるなよ、
と通りすがりのおじさんは祈るのです。