2019年 01月 15日
語。 |
お世話になっている薪屋のおじさんの作業場へ寄った。
おじさんの作業場から上がると感環小屋。
雑木を燃やしているストーブから煙が出ていたので,
おじさんがいるのがわかった。
新年の挨拶がまだだったから寄ったのだけど、
いつもの様に「寄ってけ」とお誘いいただいて、
ストーブの上で温めた缶コーヒーを頂いた。
ちょうど近所のおじいさんも来ていて、
4人でストーブを囲む形になった。
感環小屋には平日未就園児と保護者が集っているので、その様子と週末の感環キッズの話をし、
おじさん達は昔のこの地区の話をしてくれた。
昔この地区は納税をするために「禁酒村」になり、
納税率が長野県の市町村で最高になったらしい。
当時の新聞にはこうある。
大酒飲みが沢山いて借金が多くあったこの地域は、ひどい財政難となった。
当時の村債は小学校の修繕費2万円、村改良費が1万6000円、各世帯1世帯あたり1000円の借金を抱えていた。その6割が冠婚葬祭費。一升1円の酒を1年に2万円分、3万6千リットルも飲む村。そこで自身も酒好きな助役が「借金を減らすには酒をやめるしかない」と禁酒の取り決めをした。2人以上あつまったら飲酒禁止!とした。その結果禁酒貯金があつまって、納税率が県内最高になった、とのこと。
アメリカの禁酒法は有名だけど、
日本の禁酒村の話はあまり聞かない。
土地の皆さんと話していると、
興味深い話が聞けて本当に楽しい。
コーヒーとミカンをご馳走になり、
楽しい話まで聞かせて頂いたお礼に、
昼食に食べようとカバンに入れていたドーナツをおじさん達に置いて来た。
あー、ためになったし、楽しかった。お腹は空いたけど。
もう亡くなったが、
問題児として有名だったおじいさんの良い話などもあって引き込まれたけれど、
長くなるからまたの機会に。
地域に入れてもらう面白さはこういう事にある、と思う。
by kimi0921cfd
| 2019-01-15 23:31
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